ワクチンで予防できる病気や感染症
新型コロナウイルスが流行して「ワクチン」に関心を持ち始めた方も多いのではないでしょうか?ワクチンとは一体、何なのでしょうか?予防接種との違いは?ワクチンで防げる病気(VPD)や感染症についても解説しています。
ワクチンとは?
ワクチンとは、危険な感染症を予防するための医薬品です。今までのワクチンには、病気の原因となるウイルスなどの毒性を弱めたり、感染力を失わせたりしたものが含まれています。このタイプのワクチンを作るのには、とても時間がかかります。
ファイザー社やモデルナ社のCOVID-19ワクチンには病原体そのものは入っていません 。mRNAという遺伝情報だけが含まれています。研究で解析された遺伝情報から設計できるので、非常に開発スピードが速いのが特徴です。
ワクチンを接種すると体の免疫システムにスイッチが入り、病原体を攻撃する抗体がたくさん作られ、感染症にかかりにくくなるのです。
ワクチンと予防接種の違い
ワクチンは感染症を予防するための医薬品です。ワクチンを接種することを「予防接種」といいます。感染症にかかると重症化しやすい赤ちゃんは、大人になってからも毎年受ける、インフルエンザや肺炎球菌などのワクチンもあります。
ワクチンで防げる病気(VPD)と感染症
ワクチンで防げる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)といいます。現在20種類以上のVPDがあり、天然痘のようにワクチン接種によって根絶した感染症もあります。
接種が推奨されているワクチンの種類は国によって異なります。そのため海外旅行前には渡航先で求められている予防接種を確認しましょう。COVID-19のように、新しい感染症に対するワクチンの開発も進められています。
まとめ
ワクチンは20種類以上もの感染症から私たちを守ってくれます。今までは時間のかかっていたワクチン開発ですが、COVID-19ワクチンは、最先端の技術のおかげで今までよりずっと速く開発されました。一日も早くCOVID-19ワクチンが世界中に行きわたり、穏やかな日常が戻る日が待ち遠しいですね。
参考HP
https://www.one-tab.com/page/V0qxsvreRj6GPk8F6XroRg
https://www.photolibrary.jp/img435/301402_4192147.html
https://www.photolibrary.jp/img826/377351_6681653.html