治験ボランティアは高額アルバイト!?
アメリカの治験会社アルタサイエンス LA(旧WCCTグローバル)です。この記事では今までにない薬(新薬)を創るのに欠かせない治験と、治験ボランティアが高額アルバイトにあたるのかについて解説します。治験ボランティアは高額アルバイトに該当するのでしょうか?
治験とは?
新しい薬の候補が見つかり薬として承認を得るために、ヒトを対象に「本当に効果があるのか」「安全なのか」を調べることを治験といいます。
治験は大きく3段階に分けられます。
・Phase1: 少数の健康な成人に候補物質を投与して、安全性や代謝を確認します
・Phase2: 少数の患者さんを対象に、用法・用量(どのくらいの量をどのようなスケジュールで投与するか)を確認します
・Phase3: 多数の患者さんに投与して、効果と安全性を大規模に確認します
新薬として販売されたあとも、予期しない副作用が起きていないかモニタリングは続きます。これをPhase4(製造販売後調査)と呼び、薬の安全性を約8年にわたって調査します。
治験はなぜ必要なのか?
新しい薬の候補は、研究室の試験管内での実験結果や、動物を用いた実験で効果が認められたものが選ばれます。しかし、動物と人では体のしくみが大きく異なります。動物に対しては安全で効果があったとしても、人では有毒で効果が低いかもしれません。新薬として認められるためには、人に対する安全性や有効性を確かめる治験が必要なのです。
治験ボランティアは高額アルバイトなのか?
治験のPhase1では、健康な成人ボランティアの協力が欠かせません。ボランティアの方には「謝礼金」が支払われます。「負担軽減費」や「治験協力費」と呼ばれることもありますが、労働や治験の難易度に対して支払われるものではありません。治験に参加することで発生する時間や負担の軽減を目的とした報酬です。治験への参加はアルバイトなどの雇用ではなく、あくまでも有償のボランティアです。
まとめ
治験は新しい薬が承認されるために必ず行われます。健康なボランティアの協力によって新しい薬が誕生できると言っても過言ではありません。謝礼金は感謝の気持ちを込めて、治験へ参加する時間や負担の軽減のために支払われます。
弊社ではボランティアを募集しています。日本語での対応が可能ですので、興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。現在実施中の治験をご案内いたします。
アルタサイエンス LA(旧WCCTグローバル): https://participantsla.altasciences.com/jp